Stonehenge
朝8:00に起きて、Tubeに乗ってWaterloo Stationへ向かった。Londonから西へ列車で1時間半のSalisburyという街の近くにStonehengeはある。
Waterlooの駅に着いてSalisbury駅に行くためのチケットを買った。約24£。これが高いのか安いのか良くわからない。距離などをよくわかっていなかったので、すごく高く感じた。1Day return ticketは日帰り旅行には最適なチケットなのらしい。
しかし、イギリスの駅はややこしい。チケットを買うには買えたけど、何番のプラットホームからSalisbury行きの列車が出るのか、モニターに映し出されているのだけど、これがたくさんモニターがあってどれを見て良いのかわからない。とりあえず駅のインフォメーションでSalisbury行きの列車が何番から何時に出るのか聞いてみた。すぐに出発するらしいので、急いでホームに向かった。

イギリスの列車はけっこう自由で、自転車を持ち込んだり、犬をつれて乗ってきたり。窓の景色を眺めながら列車に乗ってかなり楽しい旅だった。以前からこんな風に列車にゆられながら、イギリスの景色を眺めて旅をするのが夢だった。本当に綺麗な景色だった。

1時間半後Salisburyの駅に着いた。Salisburyの駅についてすぐに観光案内所に向かいStonehenge行きのバスの場所を聞くと、すぐに出るようだったので走ってバス乗り場まで行くとちょうど出発するところだった。のどかな景色の中バスにのって40分、周りにはなにもないなだらかな丘の上にStonehengeはあった。
Stonehengeは観光名所として施設ができていて、思ったより神秘的という環境ではなかった。Stonehenge自体はとても神秘的なものなのだけど、その場所が近くを道が走りかなり交通渋滞になっていた。かなり観光客も多いし。とにかく日本語ガイドの機械を
借りてStonehengeを見物することにした。Stonehengeは紀元前3000年から紀元前1100年にかけて、何段階かにかけて建造されたものらしく年代が下がるごとに規模が大きくなったのだそうだ。その後いくつかの石は盗まれたり、近くの道の舗装に使われたりしたらしい。
2時間ほど滞在した後バスに乗って次の目的地Old Sarumに向かった。

Old Sarum(オールド・セーラム)はSalisburyの街の近くにある廃墟だった。かつてこの辺りの中心だった場所で、城塞や大聖堂や宮殿があった場所。バスの運転手さんにOld Sarumの場所を聞いて、着いたら教えてくれるように頼むとなんにもないところに下ろされた。近くに数件の家はあるものの、遺跡があるよな雰囲気はまるでなかった。バスを降りるときに、ひとり旅行者らしき人が降りたのであとからついていくことにした。前を歩く男の人が歩く方へ着いていくと、道路をはずれてあぜ道を歩きだした。本当にこの先にOld Sarumがあるのだろうか?不安になってきた。まわりはだらけになってくるし。それでもしばらく歩くと、小高い丘のようなものが見えてきた。小高い丘から吊り橋が渡っていて、中心の城壁に囲まれた場所へと続いていた。吊り橋を渡ると城壁のむこうには一面に芝生が生え、ところどころに崩れた壁の残る廃墟だった。文化遺産のわりには子供が走り回り、家族連れが芝生で寝っ転がっていたりのどかなところだった。その小高い丘の上から周りを見渡すと遠くの方までよく見え、空の上の浮かぶ天空の城ラピュタを彷彿とさせた。この場所がすごく気に入った。

Salisburyの街へ戻って、Salisburyの街を探索しながら街の中心に建つソールスベリ大聖堂へ向かった。Salisburyの街はわりとにぎやかで、市場では生活雑貨やアクセサリー、洋服や食品などさまざまな物が売られていた。それを見ているのも楽しかった。路地裏を歩くと古い建物がたくさんあってなんだか胸が熱くなった。
ソールスベリ大聖堂は1220年から1258年にかけて建てられたイギリスを代表する大聖堂のひとつで、マグナカルタの原本ひとつがここに収められていた。中はとても広く、歴史的な装飾品が飾られていてどれも素晴らしかった。なによりもこの大聖堂自体の存在がすばらしかった。

それからさらにSalisburyの街を探索して歩いたあと、夕方6時ぐらいにSalisburyをあとにした。Londonには7時半ぐらいに着くと、その足でWaterloo駅から歩いてTateModernへ向かった。TateModernは土曜日だと夜10時まで開いているのでちょうど良い機会なので見に行くことにしたのだ。TateModernはテートギャラリーの現代見術コレクションを移した美術館で、イギリスの国内の現代アートはもちろん、海外の作品もPicasoやmaglitなど多く展示してあった。
現代アートはアバンギャルドな物が多く、芸術とは本当に形に捕らわれない物だと思った。
10時になって閉館の時間までたっぷり見物したあと、テムズ川のほとりを散歩しながら地下鉄の駅へ向かって、歩いた。

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